夏服の断捨離を終えた後、秋冬物を確認した時に、最近はほぼ着なくなったスーツに目が行きました。
かつては戦闘服かのごとく、年に数着買って着潰して…ということも多々ありました。
当たり前ですがスーツってきちんと見えるし、コーディネートに困らない優秀なアイテムでもありました。
特に気に入っていたのがtheoryの定番の黒スーツ。
ジャケットはシングルタイプで、パンツは3パターンのデザインがありました。
ブーツカット、ノーマルなカット、クロップド…どのパンツのシルエットも綺麗でした。
これを体型が変わったらサイズを上げたり下げたりして、何年にも渡ってこの定番を着ていました。
そんな年季の入った、生地がテカっていた最後のスーツを、また必要になるかも…と思って取ってあったのです。
でも、やはり着ることなどなかったのです。
まず、アラフィフになると、アラサー〜アラフォーブランドでは体の丸みをカバーできません。
theoryは立体的なシルエットが得意ではないと私は思っているので、やはり細い人(体の厚みがないタイプという方がいいかな?)にフィットするのです。
でもなんだかんだでオフィシャルな行事用にスーツは必要なので、今度はtheory luxeのスーツを購入しました。
こちらはtheoryより年上がターゲットで、お値段もアップした分、素材感も少しクラスアップ。
スーツにはシルエットだけではなく、ある程度の質感も年齢相応に必要な要素なのかと改めて思いました。
ある天気のいい午前中に、古いスーツを鏡の前で合わせ、もう一度生地の痛みや体のラインの拾い方を確認したのち、処分しました。
新しいスーツもあるわけだし、古いスーツは十分役割を果たしてくれました。
実際、ストレッチ素材が入っているとポリウレタンの経年劣化もあるので、それなりの着用期間が経過すれば処分するべきだったのでした。
思い出に執着していたんでしょうね。
古いスーツをハンガーから外して、畳んでじっとスーツを見たら心が晴れました。
感謝してお別れ。
かくして、私のワードローブにスーツは1セットに。
せっかくなので、この機会にスーツの上下を活用したコーディネートを考えてみようと思います。